友達の話

私は友達が引くほど少ない。

私は積極的に交友を広げていくタイプではないし、社会人になって新しい友達ができることはなくなった。

学生時代の私はとても性格が悪かったので一つでも気に食わないことがあると友達として活動することをやめていた。こいつ歩くのが遅いな~という理由だけで一緒に遊ぶのをやめていたし、3回以上同じことを聞き返されると腹が立って仕方がなかった。

当時の私は、友情とは少しの狂いもなくお互いのことを好きでいて何にも腹をたてることがないことだ!と思っていたので、少しでも気に食わないと「これは私が消耗するだけの話であって友情とは違うのだ」と考えていた。大人は誰もそんなことを教えてくれなかったし、昔読んだ絵本も子供向け番組も友情のそういった部分が描かれていた記憶がない。

そのときの私は十数年しか生きていなかったし、大人になって少しずつ互いに受け入れ合うということを学んだ。子供のころ、もしくは学生時代にお互いパズルのピースのように完璧にハマりあうことだけが友情なんじゃありませんからね、なんて誰か大人が私に話してくれていたらなぁと思ったりもする。だって受け入れるなんて発想がそもそもなかったのだから。

友達は数じゃないよという人もいる。確かにそれは言えているし正しい。だけど合コンの人数が足りないときに私はものすごく困った。(そこかよ)

これは結構深刻な問題で、一人にドタキャンされると命がないのだ。人生で一度だけそういった場面があった。それは人類が未知のウイルスと戦っているさなかでの合コンだった。友人のうちの一人が例の流行り病に侵されて合コンへ来ることができなくなったのだ。3対3の合コンだったので、3のうちの1が来ないというのはダメージがデカかった。結局もう一人の子の友人が来てくれることになって事なきを得た。

相手がいることだし誰かの(もしかしたら私の)人生が変わるかもしれない。こういうチャンスを友達が少ないというだけで窮地に立った状態で迎えなければならないのだ。

だから声を大にして言いたい。学生諸君、君たちは学校という友達候補が海のようにいる恵まれた環境におかれている。社会人になってから新しい友達を作るのはかなり明るいかたくさん外に出るタイプでないとかなり難しい。だから今いる少しだけむかつくあいつを大切にしてみてほしい。いつか合コンの人数を合わせるためだけでも今はいい。いつか自分が大人になって丸くなってみるとそのむかつき、全然大したことないはずだよ。

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